六畳の和室をフローリングに変更するDIYにおいて、成功の成否を分けるのは事前の材料選びと正しい下地作りの知識です。まずはフローリング材の種類を理解することから始めましょう。本物の天然木を使用した無垢フローリングは足触りが良く高級感がありますが、湿気による伸縮が激しいため初心者には施工が難しい面があります。一方、合板の表面に天然木の薄板やシートを貼った複合フローリングは、安定性が高く傷にも強いため、DIYには最適です。六畳分の面積は約十平方メートルですので、材料を購入する際はロス分を含めて十一平方メートル分を目安に用意すると安心です。費用をさらに抑えたい場合は、フローリング風のクッションフロアを選択する手もありますが、耐久性や質感を重視するならやはり木製の床材を選びたいところです。施工において最も技術を要するのが、畳の厚み分を底上げする「根太」の設置です。六畳間の場合、三〇三ミリメートル間隔で根太を配置するのが標準的で、これにより床の強度が確保されます。この根太の間にスタイロフォームなどの断熱材を敷き詰めることで、床下からの冷気を遮断でき、冬場の快適性が劇的に向上します。断熱材の費用は六畳分で数千円程度ですので、この手間を惜しまないことが長く住み続ける上でのポイントになります。その上に敷く合板は、厚さ十二ミリメートル以上のものを選び、根太に対して直交するように配置してビスでしっかりと固定します。最後の仕上げとなるフローリング貼りは、部屋の入り口から見て目立つ側から貼り始めると、端の半端な板が目立たず綺麗に仕上がります。壁際との間には数ミリメートルの隙間を開けておくことで、木の伸縮による突き上げを防止できます。この隙間は後で巾木を取り付けることで隠せるため、心配はいりません。六畳という限られた空間だからこそ、細部まで丁寧に作業を行うことで、プロ顔負けのクオリティを実現することが可能です。ホームセンターでのカットサービスを有効活用し、正確な寸法で材料を揃えることが、スムーズな施工への近道となるでしょう。
DIYで和室を洋室にするための六畳用材料選びと施工術