じめじめした梅雨や暑い夏、網戸を使って部屋に風を通すのは至福のひとときです。しかし、網戸の左側にできた小さな隙間から虫が侵入してくるという経験は、多くの人がしているのではないでしょうか。私もその一人で、特に蚊には散々悩まされてきました。そこで今回は、私が実際に試してみて効果を実感した、網戸の左側隙間対策について、体験談を交えながらご紹介したいと思います。私が最初に目をつけたのは、やはりホームセンターで手軽に購入できる「隙間テープ」でした。様々な種類がある中で、私が選んだのは毛足の長いブラシ状のタイプです。網戸を全開にした状態で、窓枠の左端に沿って丁寧に貼り付けていきました。この時、網戸を閉めたときにブラシが窓枠と網戸の隙間にしっかりと入り込み、かつ開閉の邪魔にならないように、何度か調整しながら貼り付けたのがポイントです。結果として、このブラシ状の隙間テープは期待以上の効果を発揮してくれました。小さな虫はもちろん、蚊のような小さな侵入者もシャットアウトできたのです。次に試したのは、網戸の「調整」です。私の家の網戸は古いタイプで、レールに乗っている戸車の部分が摩耗しているようでした。よく見ると、左側が少し下がっているのが分かります。そこで、網戸をレールから外し、戸車のネジをドライバーで回して高さを調整しました。この作業は少々手間がかかりましたが、網戸が水平になり、窓枠との密着度が大幅に向上しました。これにより、ブラシ状の隙間テープとの相乗効果で、さらに隙間が気にならなくなりました。網戸の調整は、一見難しそうに見えますが、やってみると意外と簡単にできることも多いので、ぜひ挑戦してみてほしいです。また、意外な盲点だったのが、網戸の「網自体のたるみ」でした。左側のフレーム近くの網がわずかにたるんでいると、そこから虫が入り込むことがあると知り、これも対策することに。専用の網戸張り替え用品店で、網のたるみを修正するためのゴムパッキンを購入し、たるんでいる部分のゴムを一旦外し、再度強く引っ張りながらはめ直しました。これにより、網のたるみも解消され、左側の隙間対策がより完璧になりました。これらの対策を講じてからは、夏の夜に虫の侵入を気にすることなく、安心して過ごせるようになりました。