理想のクローゼットを作りたいけれど、費用が気になるという方は少なくありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、コストを賢く抑えつつ、満足度の高いクローゼットリフォームを実現することは十分に可能です。まず大きな節約ポイントとなるのが、既存の部材をどこまで再利用するかです。例えば、クローゼットの外枠や床材に問題がなければ、それらはそのまま活かし、内部の棚やハンガーパイプだけを新調する「部分リフォーム」に留めることで、解体や処分の費用を劇的に削減できます。次に、建具の選択もコストに直結します。オーダーメイドの木製扉は非常に高価ですが、メーカーの既製品の中からデザインの良いものを選べば、品質を落とさずに費用を抑えられます。さらに究極のコストダウンは、扉自体を設置しないスタイルにすることです。前述したようにオープンクローゼットにすれば、扉代と取り付け工賃をまるごとカットできます。もし中身を隠したい場合は、お気に入りのカーテンやロールスクリーンを取り付けるだけで、安価でお洒落な目隠しになります。また、内部の棚についても、高価な造作棚を作る代わりに、市販のスチールラックやプラスチック製の収納ケースを組み合わせる前提で設計するのも賢い方法です。リフォーム会社には「ガワ」だけを作ってもらい、内部のレイアウトは自分でDIYするという選択肢もあります。ただし、ハンガーパイプなどの重みがかかる部分の取り付けだけは、落下の危険を避けるためにプロに任せるのが安全です。複数のリフォーム会社から相見積もりを取ることも重要ですが、その際は安さの理由を確認してください。安価な素材を使っているのか、それとも無駄な工程を省いているのかを知ることで、納得感のある契約ができます。予算に制限があるからといって妥協するのではなく、どこにこだわり、どこでコストを削るかというメリハリをつけることが、賢いリフォームの極意と言えます。
予算を抑えて賢く進めるクローゼットリフォーム